『プラトニック・プラネッツ』を大戸屋に忘れてきた話
なつやすみああなつやすみなつやすみ
とりあえず、ルクルーゼのお鍋にどかーんとカレーを作りました。
今日明日の飯を確保して、ちょっと落ち着く作戦。
先日よろよろと入った大戸屋に本を忘れてきた。
よわりめにたたりめとはこのことだ。
息子の通学ルート沿いなので、回収を依頼。
昨日持って帰ってきてくれた。
「おかあさん、ハイこれ、『小説 外務省』」
ええー?!副題が尖閣問題の正体?
外国を長く旅していて、どうしても日本語が読みたくなったときに、この本が本棚にあったら、読んでみるかも…
ちがーう、ぜんぜんちがーう、私が落としたのは
金でもなく銀でもない、
雪舟えま『プラトニック・プラネッツ』ですっ!
書籍、という以外にはほぼ共通点がないです。
ああ、大戸屋開いたら電話しないと…
村田 喜代子の新刊が出ていました。
村田 喜代子新刊『屋根屋』が出ていました。
下から読んでも屋根屋。
即購入。
田中ロミオ著『灼熱の小早川さん』を読んで。
小学校生活は「佐藤さとる全集」に支えられ、
中学校生活は「赤毛のアン」と「ムーミン」に支えられた。
どちらも新設校だったので、蔵書の数が少なく、図書室の本は辞書と図鑑以外は読破可能だった。
荒れた学校で、善きものでありたい、誰も傷つけなくていいように、誰にも傷つけられなくていいように、アンやスナフキンのように、明るく強くなりたい、と思ったりしていた。
(書いてて具合が悪くなってくる…主にこっばずかしさで…)
高校では見境なく乱読。
ただ、せっかく県立図書館に行っても「クトルゥー神話」ばっかり借りていたので、なんだかなあ、と今になって思うのです。
栗本薫経由、クトルゥー行。
いあいあ。
というようなことが甦ってしまうのは、田中ロミオ著『灼熱の小早川さん』を読み終えたところだからだと思います。
中学校時代に学級崩壊を体験した女の子が「もう廃墟(学級崩壊した荒れ果てた教室)で過ごすのは嫌だ」という決意のもとに、高校ではクラス代表としてガンガンがんばり、それを手伝ううちに自分も変わっていく主人公の男の子、というお話です。
ボーイ・ミーツ・ガール。
それまで要領よく立ち回ってきた男の子が、泥にまみれる瞬間が圧巻です。
ガガガ文庫ですし、『人類は衰退しました』の作者なので、ファンタジー方面に心の準備をしてやすらかに読み始めたのですが、あにはからんや、胸につきささってくる話でした。
お気楽な妖精さん達のせいでほのぼのしてしまっている『人類は衰退しました』ですが、学舎の章のおそろしい暗さで、ダークな物語も抱えている書き手なのであろうなあ、と思っていたのです。
うう、やっぱり。
暗くて重かった。
ある種の児童文学的暗黒。
面白かった!だけではないのですが、長く心に刺さる小説になると思います。
読んでね!と気楽に紹介できない本を貼ります。
ダイオウグソクムシの本
見た瞬間買った。