町でうわさの天狗の子

岩本ナオの『町でうわさの天狗の子』、月刊flowersにて連載中です。少女マンガ方面では、『IS』(六花チヨ、KISSにて連載中)と並んで、ここんとこの一押しです。絵も話もほのぼのしてて、暖かく品の良いお話を描く人で、お便りコーナーの4コマのときから好きでした。
私の中には、「なんかこうグワーッとしたいものが読みたいとき」の本とか(山岳小説とか読む)、「イヤッフー!ってなりたいときの本」とか(十二国とか彩雲国とか・・あれ、ラノベ?)とかのジャンル分けがあって、その中で一番好きな「面白うてやがて哀しき、な本」の箱に入る人です。この大事箱には、川原泉とか、押井守とかが入っているわけですよ。
や、いまだに38歳にもなって、自分ジャンル分けとか公衆にさらしてどうなのよ、と思うのですが、枕元の本を選ぶときに必要なのですよ。今日はウサ晴らしをしたいのか、しみじみと静かな気持ちで眠りたいのか、どうよ自分?と日々自分と対話しているわけです。