繊維以前のこと

子供たちの入学式が同じ日に行われた四月のある日、
様々な準備に追われていたので、
「制服のズボン、カバーとって履いちゃって!」
とダンナと息子に声をかけた。
しばらくして、
「ふたつあるけど、どっちを履けばいいんだろうね……」
と途方に暮れるアホの子たちを発見。
「片っぽは夏服、もう一個は冬服だから、冬服を着て」
とお願いし、さらに準備に走り回るも、
「ねー、どっちが冬服なの〜?」
ウラァアアアア!触ってわからんか!
……わかんないから聞いてんだよね。
まあ、こういう人たちが。
真夏なのに、アンゴラ混の靴下を履いて、
会社に行っちゃうんですよ。
洗濯機から、とても暖かそうな靴下が出てきて、
今日も朝から暑くるしいわあ。